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岐阜大学COMITフォーラム「ミニブタを用いたトランスレーショナルリサーチ~ヒト医療への橋渡しを目指して~」のお知らせ

 岐阜大学 高等研究院 One Medicineトランスレーショナルリサーチセンターは、「One Medicine(ヒトと動物の疾病は共通)」の視座のもと、創薬・医療機器開発分野で活躍する医学・獣医学・薬学・工学など多様なバックグラウンドをもつ研究者が有機的に連携し、創薬・医療機器開発分野での研究開発に取り組んでいます。

ミニブタは体の大きさ、解剖学・生理学的にマウスよりもヒトに近似している上に、近年は遺伝子編集も可能となり、遺伝病を含むヒトの疾患モデル(心血管疾患、代謝疾患、神経変性疾患など)や異種移植におけるヒト臓器製造の宿主として活用範囲が広がっています。
岐阜大学では、高度な生殖工学技術を駆使し異種移植で大きな課題である食肉処理場でのブタの卵母細胞への外来ウイルス感染を回避したミニブタの構築に成功しています。そして安全・安定した動物モデルとして実績を積み上げています。しかし、「ミニブタを活用した研究を行えること」はまだまだ広く知られていません。
本フォーラムでは、モデル動物としてのミニブタの意義、ミニブタの現状・展望、これまで実施してきたミニブタの共同研究例を紹介します。これにより、ミニブタを用いたトランスレーショナルリサーチを推進し、ヒト医療への橋渡しを目指してまいります。

つきましては、下記参加フォームより現地参加 or オンライン参加をご登録の上、ふるってご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

※「岐阜大学 高等研究院 One Medicineトランスレーショナルリサーチセンター」は、「名古屋大学 One Medicine生命-創薬共創プラットフォーム」と連携し、「One Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点」を設置しています。
本拠点は東海国立大学機構が両大学を強化する連携拠点支援事業における支援対象に認定されています。

ミニブタを用いたトランスレーショナルリサーチ~ヒト医療への橋渡しを目指して~

主催

岐阜大学高等研究院One Medicineトランスレーショナルリサーチセンター
名古屋大学One Medicine 生命-創薬共創プラットフォーム

日時 2024年6月28日(金)18:00-21:00
場所 岐阜薬科大学8階演習室
(〒501-1196 岐阜県岐阜市大学西1丁目25−4)
対象 大学教職員および学生
参加申込期限 開催当日までにお申し込みください
問い合わせ 岐阜大学高等研究院One Medicineトランスレーショナルリサーチセンター
E-mail: comit@t.gifu-u.ac.jp

プログラム

開会のご挨拶
18:00 – 18:05

岐阜大学COMITセンター長/革新的モダリティ創出部門 教授
岐阜大学大学院医学系研究科 教授
秋山 治彦 先生

第一部
18:05 – 18:40

「橋渡し研究におけるミニブタ:食べないブタの使いかた」
岐阜大学COMIT 動物医科学研究開発部門 准教授
岐阜大学高等研究院 准教授
高須 正規 先生

第二部
18:40 – 19:05

「マイクロミニピッグの特徴的な活用事例と地産地消型の推奨」
富士マイクラ株式会社代表取締役
佐竹 典明 先生

第三部
19:05 – 19:55

「ミニブタモデルを活用する先端的医療技術開発」名古屋大学大学院医学系研究科 個別化医療技術開発講座 特任教授
人間拡張・手の外科学講座 前教授
平田 仁 先生

閉会のご挨拶
19:55 – 20:00
岐阜大学COMIT 動物医科学研究開発部門長
岐阜大学応用生物科学部 教授
伊藤 直人 先生
20:00 – 21:00 ネットワーキング(会場のみ)

ポスター