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「第11回CBI学会個別化医療研究会」開催のお知らせ(COMIT後援)

第11回CBI学会個別化医療研究会を開催いたします。
個別化医療研究会は、ゲノム薬理学(PGx)やバイオマーカー研究の進展に伴い、製薬企業がPGxを用いた医薬品あるいはコンパニオン診断薬の開発により個別化医療の実現を目指すようになってきた社会背景を受けて2015年に発足されました。 近年、実験系と計算系の融合を含めた学際的研究に注目が集まっております。中部圏内におけるCBI学会員の交流は年次大会や各研究会が開催するイベントを中心になされておりますが、これらは主に関東圏と関西圏で開催されています。中部圏内にはCBI研究を推進している研究者が数多く在籍している一方で、交流の機会が少ないように感じております。また、この研究領域に興味がある研究者に新たにCBI学会に参画していただく契機となるイベントが必要だと考え、本講演会を企画いたしました。  
本研究会は、特別講演と一般演題(口頭発表)で構成されます。医療情報、機械学習による予測モデル、タンパク質計算科学、量子化学計算など幅広い領域での計算科学に触れる大変良い機会となっております。
大学などの基礎研究者のみならず、企業における開発研究者からのご参加もお待ちしております。

第11回CBI学会個別化医療研究会

日時 2025年1月30日(木) 13時00分-17時30分
場所

対面
国立大学法人 東海国立大学機構 Tokai Open Innovation Complex (TOIC) 岐阜サイト
岐阜市柳戸1-1 OKB岐阜大学プラザ、岐阜大学バス停すぐ 

参加方法

参加無料
参加人数の確認上、1月20日(月)までに下記申込フォームから参加登録してください。
なお、当日参加につきましても歓迎いたします。

問い合わせ

岐阜大学大学院 連合創薬医療情報研究科 遠藤智史
TEL : 058-230-7607
E-mail : endou.satoshi.n1[at]f.gifu-u.ac.jp ※[at]を@に変えてご使用ください 

プログラム

13:05 – 13:50
【特別講演】
「祖先型遺伝子再現による生物の環境適応のデータサイエンス
長浜バイオ大学 バイオサイエンス学部 構造生物学研究室 
白井 剛  先生
14:00-15:15

【セッション1 : 機械学習、分子動力学計算、分子モデリング 】
1. 仲吉 朝希 (名城大学)
「電子伝達タンパク質フェレドキシンの溶液中における挙動の解析」
2. 大森 聡 (長浜バイオ大学)
「二面角系エラスティック・ネットワーク・モデルによるタンパク質構造変化予測法の開発と応用」
3. 松清 優樹 (九州工大、名大)
「深層強化学習による医薬分子構造の生成と最適化」
4. 郭 中梁 (愛知がんセンター)
「高精度なタンパク質間相互作用予測のためのマルチモーダル機械学習モデルの開発」
5. 丸山 颯太 (岐阜薬科大学)
「UpamostatによるDDI2阻害を基盤とした悪性リンパ腫治療の可能性」

15:25-16:10
【セッション2 : 量子化学、分子軌道法、有機化学】
6. 宇田川 太郎 (岐阜大学)
「H/D同位体効果を取り扱うための量子化学計算手法と応用計算」
7. 山口 英士 (岐阜薬科大学)
「計算化学によるハロゲン結合相互作用を介した分子変換反応の機構的解明」
8. 西川 琴美 (岐阜大学)
「Biuretおよびその類似化合物の分子内水素結合と骨格構造に対する原子核量子効果の理論的解析」
16:20-17:20
【セッション3: バイオインフォマティクス、ビッグデータ、機械学習】
9. 出来 佑都 (名古屋市立大学)
「名古屋市立大学病院受診患者におけるLong COVIDの実態調査:COVID-19患者を対象とした電話調査による症例対照研究」
10. 大西 亜依 (岐阜薬科大学)
「個別症例安全性報告データベースを用いた構造類似医薬品であるメトホルミンとイメグリミンの安全性シグナルの評価」
11. 松丸 直樹 (岐阜薬科大学)
「日本語医薬品名の英語変換におけるKNIMEを用いることの有用性の検証」
12. 宮坂 香海 (岐阜薬科大学)
「自己組織化マップを用いた抗精神病薬関連悪性症候群の評価」
17:30~19:30
情報交換会 (会費制)

 

ポスター